覚えておきたいCAD機能・CADコマンドの使い方を簡単にまとめました!
CAD百貨ブログ- CAD機能万覚帳 –

AutoCAD Mechanicalで一度に複数の異なる幅でオフセットを行ってみました!

最終更新日 2020年2月21日

図面に描かれている線や円などと平行な図を描きたいとき、よく使われるのがオフセット機能ですよね。
機械設計用2次元CADのAutoCAD Mechanicalにも[オフセット(AMOFFSET)]コマンドがあり、基準にした線から指定した一定の間隔で平行線を1本1本描くことができます。
ただ、オフセットする間隔が「5」「15」「20」「23」のようにバラバラだと都度操作するのは面倒だなぁ、と思っていたら1度で複数の異なる幅を指定できたので使ってみました!(この方法、AutoCAD(オートキャド)ではできないようです・・・)

オフセットコマンドを実行する!

リボンメニューの[ホーム]タブにある[修正]パネルから[オフセット(AMOFFSET)]コマンドを選択します。

オフセットの間隔を入力する!

基準となる線からオフセットする間隔を入力します。
一度で複数の異なるオフセット幅を入力するには入力方法にコツがありました。
例えば「5」「15」「20」「23」の4つの値をキーボードから「5|15|20|23」と入力します。値の間に半角文字で「|」(読み:縦線、パイプライン)を入れるだけです。

オフセットの基準と方向を指示する!

オフセットする間隔(幅)を入力したら基準となる線などを選びます。
続けてオフセットする側(方向)を指示するとオフセットされた図形が作図されます。

他にも同じ間隔(幅)でオフセットしたいときは、そのまま基準となる図と方向を指示すれば連続してオフセットできました。

オフセットの間隔(幅)を変えたいときはキーボードの[space]キーを2回押すなどの方法で、[オフセット(AMOFFSET)]コマンドを再実行する必要があるようです。

参考記事