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超基本 Fusion360:ソリッドの押し出し②(結合)

最終更新日 2021年9月2日

ボディにソリッドモデルの3D形状を追加するときは[押し出し]コマンドの”結合”を使います。

”結合”で追加した3D形状はボディの一部分となり、1つの同じ3D形状としてソリッドモデルが作成されます。
追加したい3D形状の輪郭を作図したスケッチ(プロファイル)を押し出す作業を繰り返して、Fusion 360は3Dモデリングを進めていきます。

押し出しでソリッド形状を追加するには?

操作手順は以下のようになります。
なお、あらかじめ押し出しで使用するスケッチ(プロファイル)は、3D形状を追加するボディの平面上に作成してある状態での手順です。

 

1 :: [押し出し]コマンドを実行

  1. [ソリッド]タブ-[押し出し]コマンドを実行します。
 

2 :: [操作]項目

  1. [押し出し]ダイアログボックスの[操作]項目が”新規ボディ”になっていますが、このままにしておきます。
 

3 :: スケッチを選択

  1. 押し出せるスケッチが1つだけの場合は自動で選択されます。
    複数のスケッチがある場合は押し出して作成する3D形状の輪郭が作図されているスケッチを選択します。
  2. スケッチが選択されると[押し出し]ダイアログボックスの[プロファイル]が”1選択済み”と表示されます。
 

4 :: 片側に押し出す

  1. [押し出し]ダイアログボックスの[方向]項目で押し出す方向を決めます。
    ここでは”片側”を選択してスケッチから片方向に押し出すように設定しています。
 

5 :: 距離を入力

  1. [押し出し]ダイアログボックスの[距離]項目に押し出す寸法値を”プラスの数値”で入力します。
  2. 入力した寸法値で押し出されたプレビューが表示されます。
  3. [押し出し]ダイアログボックスの[操作]項目が自動的に”結合”に変更されます。
 

6 :: ボディに3D形状が追加される

  1. [押し出し]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると3D形状が追加されます。
  2. [タイムライン]に追加した押し出しのデザイン履歴が追加されます。
 

動画で観る

補足

◇距離の値と[操作]項目

[押し出し]ダイアログボックスの[操作]項目が”新規ボディ”のとき、[距離]項目にマイナスの数値を入力すると自動的に[操作]項目は”切り取り”になります。

◇押し出す距離の指定

押し出す寸法値は数値で指定するほかにプレビューに表示されている矢印をドラッグして指定することもできます。